• テキストサイズ

【ハイキュー】Blue Spring (仮

第4章 練習試合






えっ?えええ?何これ少女漫画???
うわ、蛍顔近っ!綺麗な顔だなぁ・・・じゃなくて!!!

ムギュウ


『ぶへっ』

両頬を手で挟まれる。
おちょぼ口になって変な声出た。

「ぶっ・・・ちょっと、変な声出さないでよ」

手を離し、してやったり、と言わんばかりの表情でこちらを見る蛍。

『や、やったなぁぁぁ!!』

今絶対顔赤い。くそ!恥ずかしすぎる。
慌てるあたしをひとしきり笑い倒して歩き出す蛍。
ほんといい性格してますわね!!!!

「あ、でもさっき言ったことは本当だから」

『え?』

「これからは変な人に絡まれたらちゃんと警戒しなよ」

『は、はい。キヲツケマス・・・』

有無を言わさないような視線に思わず返事をする。
な、何なんだ今日は・・・。
及川さんといい、蛍といい。



火照る顔を何とか鎮めて蛍の隣を歩く。

『でも蛍もそう言ってくれるんだね、なんか嬉しいわ』

「い、一般的に見たらって話をしてんの」

そう笑って見上げると今度は蛍が頬を染めてそっぽを向く。
何となく、ほんとに何となく嬉しいと思った。
多分、蛍が人を褒めることが少ないからだと思うけど。











翌日から部員のみんながあたしの顔を見るたびに頬を擦る習慣が1週間続いたのは何なんだ・・・?





/ 70ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp