第2章 帰宅部のアレとは?
「はい、ということでやってきましたっ」
MENはいつも通り、三人称視点からオープニング撮影を始めた。
「今回は帰宅部のアレが襲ってくるという話ですが……」辺りを見回す。「今のところ何もありませんね」
まずはいつも通り準備からだよなと、とMENは歩き出した。辺りはよくある草原バイオームだ。
「それにしても、帰宅部のアレってなんだ?」とMENは歩きながら考える。「あ、わたくし、ドズル社にも所属しているんですが、帰宅部というグループにも所属しておりまして……て痛っ!」
MENはワイルドにも高めのところから飛び下りた。落下ダメージが入ったのだが。
「ん? なんか落下ダメ多くね?」MENは素早く後ろを振り向いた。「うぉおおお?!」