第3章 かぐや姫〜メンズは全部私のもの
私の発言が効いたのか数日経って新井先輩より私や悠介先輩に謝罪があり、柚莉愛とは別れたと聞いた。それから程なくして柚莉愛は塚本君とも別れたらしい。塚本君は私の発言を信じてくれて二股だと知った瞬間から別れを決意していたらしい。
あんなにサークルの男子たちにちやほやされていた柚莉愛だったのだが、男子たちが次第に見向きもしなくなったのが面白く無くなったのか映画同好会に姿を見せなくなった。
「ふふふっ、次はどのサークルに入ろうかなぁ?柚莉愛も入れて下さ〜い。」
相変わらずの柚莉愛は懲りてないようで他のサークルを手当たり次第に探っているらしいけど私にはもう関係ない。
私は悠介先輩とサークルのみんなとこれからも仲良くやっていくつもりだ。もう、柚莉愛みたいな問題児といるのはごめんだから。
ちなみにおばあちゃんの形見のキャラクターものは洗濯して綺麗にしてから100円ショップでチェーンを買って取り付けた。
大学生活も卒業してからも、もう柚莉愛に振り回されるのはごめんだ。これこらは私の思う学生生活を謳歌しつつ就活にも励みたいと思った。
めでたしめでたし。