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現代版おとぎ話

第2章 ジャックと豆の木〜僕と夏休みの豆研究


キーンコーンカーンコーン♫
学校のチャイムが鳴る。
「みなさん席についてください。」
担任の先生が教室に入ってから生徒たちがざわつき始めた。
「明日から夏休みに入ります。宿題を出しておくからしっかりやるようにね。計算ドリルと漢字ドリル、社会のドリルは23ページからやっておいてください。そして絵日記と自由研究も忘れずにね。」
「はーい。」
先生に言われて頷く生徒たち。


そして先生の朝の挨拶が終わると生徒たちに緊張感が走る。成績表が配られるのだ。

僕は机に顔を伏せていた。今回のテスト勉強が上手いってない気がしたからだ。


ーーーーー。


僕の名前は長田良太。小学3年生になって3度目の夏休みがやってくる。成績表のことよりも今は自由研究で何をやるか考えていた。


「長田良太くん!」
「あっ、はい。」
先生に呼ばれて成績表を受け取って恐る恐る開くと案外どれもそこそこの成績でバツや三角はつけられてなくて丸や二重丸ばかりだった。
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