第7章 鶴の恩返し〜地元に貢献した8年間
舞を舞った後に隣町の武将隊の皆様との会談を交えて舞台で交流した。我らは戦国武将隊であって町のPRのために作られたので戦争のようなものは致しませんが刀を使ったパフォーマンスを見せることになり次元様と隣町の武将隊の隊長の繁々様が華麗に披露してくださった時は圧巻の出来だった。
演舞が終わると皆々様の方に繰り出して写真撮影やサイン書きに大忙し。合間を縫って邪魔縄忍者小五郎と出店に繰り出すことになった。
「ここのお団子美味しいんですよ。」
小五郎が紹介してくれる。
「いいですね。いただきましょうか?」
私にとって武将隊のみんなは尊敬の意を表しているので恋愛感情など全くない。
そこに 良川團次郎様がやってきて話しかけてきた。
「お二人ともここにいましたか。私も同じのを食べどうございまする。」
「それなら奢って差し上げましょう。」
小五郎が團次郎様の分も奢ってくれて3人で場所を移動してベンチに座って食べた。
「このお団子美味しいですわね。」
「私もこのお団子・・・懐かしい母の味がします。」
團次郎様ってばお言葉も素敵。
お団子を食べ終えて私達は繁々様の演舞を変わらんすべく皆々様の方へ歩いて行った。途中でゴミ箱にお団子の串は捨てていきましたよ。ゴミはゴミ箱へ!ポイ捨てなんてだめですのよ。
こうして桜祭りは過ぎて行った。
皆々様と写真を撮れて演舞もできて繁々様と仲間達と共演できてとても嬉しかったな。
またお稽古頑張りまする。