第24章 性約
それから暫く静かに過ごしていると
小屋の小窓の外が賑やかなのに気づき
私は立ち上がり小窓に行きました。
(たくさんの人の話し声…)
そっと外を見ると
「(´⊙ω⊙`)!」
ハチワレカラスさんとは違うカラスさん(身体は人間)
が様々な姿をした妖怪を地中深く刺さった柱に
縄で縛り付けていました。
(もしかして…ケルベロスに食べさせる気!?💦)
あまりに良く無い想像に
ガタガタ震えていると…
「こっち来い!」
「!!」
いつの間にか目を覚ました男性に呼ばれました
「早くしろや!」
「はっ、はい💦」
彼の元に行くために
小窓に背を向けた瞬間でした
何か大きな鳥が飛び立つ音とともに
"ドッドドドドーッ!!!"
〈ギャアァアアアアアー!!
凄い物音と共に悲鳴が聞こえてきました
(外で何かあったんだわ…)
ふともう一度小窓の方を見ようとすると…
「早く来ねぇーと殺す!」
と言われてしまったので
私は小窓の外を見ることなく
彼の元に行きました。