第22章 カチカチ股2
?
「許して欲しけりゃ、
俺に着いてきな!!ほら!歩け!」
男の子は私の髪を掴みながら
お屋敷の中に連れ込みます。
(いったぁ💦離して……)
"ギシッギシッ…"
そしてお屋敷の中の
腐りかけの廊下を進めば進むほど
濃いあの匂いがしてきました。
「(´,,•ω•,,)クンクンッ…」
(これは硫黄…
もしかしてこの先に…温泉があるのかな!?)
いよいよ屋敷の端に到着すると、
外へ出るドアの隙間から
更に濃ゆい硫黄の香りがしてきました。
?
「なんだ?気色悪りぃーな!
ニヤニヤすんな!」
"ピシッ!"
気持ちが顔に出ていたようで、
額にデコピンをされました。
「痛っ💦ドメスティック!!」