第21章 カチカチ股
「馬鹿にしないでよ!!
なんで…なんでよりによって
墨くんの姿に化けたの!!?」
タヌキは頭の上に葉っぱを乗せれば
姿を変えられる事を思い出したのです。
タヌキ
「!!」
私はさっき焼却炉の中に入れたまだ熱々の熊手を
タヌキに向けました。
「私…墨くんと別れたばっかりなの!!
すっごく傷つく!!!
タイミング悪いよ!!タヌキさん!!
大っ嫌い!!」
"ブンッ!"
私はその熊手をタヌキ野朗にふりかざしました。
(丸焼きにでもなんでもなれば良いわ!!
きっとゲームの参加者を
焼却炉で燃やしてきたんだろうから!!)