第19章 捨てる神あれば拾う神あり
白
「ところで私は貴女に
名前をお教えしたというのに、
貴女はいっこうに私に
名前を教えてくれないのですね。
人気関係を円滑にする為には
"自己紹介と挨拶"は基本中の基本ですよ。」
「(・Д・)!」
(うっかりしていたわ💦
確かにそうかも💦)
社会人らしい白さんからのアドバイスに
私は納得するしかありません。
「す、すみません!
えと…と言います。
高校3年生で…
年齢は…18歳です(*´∀`*)」
白
「ご丁寧に年齢やお仕事までありがとうございます。
高校3年生が…デスゲームとはお可哀想に。
貴女は若いのだから必ずこのゲームを攻略して
元の世界に戻るべきですね。
ではまずは靴を拝借しに向かいますよ。」
白さんは再び歩きはじめました。
「あっ!…はっ、はい💦」
墨くんのように私の歩幅に合わせる気がない
白さんはどんどん進んでいくので
私は必死に追いかけます。
(容赦ないな💦白さん💦)