第19章 捨てる神あれば拾う神あり
すると……
白さんは綺麗な瞳を細め
"愚問"だなと言いたげな目で私を見てきました。
「あっ...( ̄▽ ̄;)」
(聞かなきゃ良かった!?💦)
一瞬で聞いたのを反省した私。
白
「革靴以外は全て、
この森で静かにお眠りになられている方々から
拝借いたしました。」
(静かにお眠りになられている?)
「という事は靴は洞窟から?
か、痒くないですか?💦
靴のほとんどに漆が……」
白
「漆は乾けば痒みの症状は出ません。」
「(๑╹ω╹๑ )!」
(あっ!確か墨くんも言ってたような!!)
白
「貴女も早めに履き物を見つけた方が良いですね。」
白さんは私の足元を見て言いました。
「見つかりますかね。」
白
「何箇所か女性物の履き物の在処は把握しています。
1箇所1箇所当たってみましょう。」
「わぁ〜!ありがとうございます\(๑>◡<๑)/」
墨くんに捨てられてしまった寂しさは消えないけれど、
白さんの優しさで私は前を向いて
このゲームをクリアできそうです!