第17章 仕込み
「そんな……」
疫病神
「いやお前は男を知らぬな。
コトリバコは何をしておるのじゃ…
お前もお前でもっと積極的に行かぬか!!」
「(´⊙ω⊙`)わぉ」
何故か処女について指導が入る私。
疫病神
「ほら、ワシの膝の上に来い。」
そして膝の上に座るように指示をされました。
「Σ(OωO )ビクッ!?」
(えぇ!!マジですかー?)
彼氏がいる私が座るには微妙な位置なわけで
ちょっと遠慮しときます。
「す、すみません💦
墨くんが嫉妬しちゃうから座れません💦」
疫病神
「そうか?
嫉妬するような男が
無闇にワシに可愛い女を預けるか?
…つまり…これはだな…
"その日の為に知恵をつけておけ"
ということだろう。
ワシに"それ"を頼むとはコトリバコ…
やはり見る目があるのう!!」
(それ……?)
「(/´△`\)ん?
それとはいったい?」
座りながら頭を抱える私。
疫病神
「なんだ"それ"が分からぬか。
それとは……
呪物は嫁を娶る前の習わしとして
嫁となる女を他の男に前戯という行為を
一通り仕込んでもらう為に
預けるというのがある。」
「(´⊙ω⊙`)!」
(…前戯??
えっ……つまり面倒くさい訓練は
他人様に任せて自分は本番のいい所取り?
さっ、サイテー(๑•ૅㅁ•๑)!!)
←前戯はクラスの男の子達が大きな声で話して
いたから意味を知っていた。
「私は…良いです(^_^;)」
疫病神
「良くないぞ。
呪物は"満足"しにくい体の仕組みでな、
なかなか子を授かる事が出来ないんじゃ。
ワシや妖怪は簡単なのだが…
呪物は物…物が新たな命を産み出すのは
これは骨が折れる。」
疫病神さんは、
私を心配しているような…
逢ったばかりのワイルドさよりも
ただただ心配してくれているようです。
「(,,•﹏•,,)」