第12章 琥珀の雨のあと
(それにしても、
流石は山の管理人さん……
どっちをみても同じ景色なのに
森の中で迷わないなんて……)
墨くんの歩き方にはまったく迷いがなく、
目的の場所へまっしぐらに進んでいるのが分かります。
(そうだ!雰囲気変えたいし、
コツを聞いてみようかな(*´∀`*))
「墨くん!どうして迷わずに森の中を歩けるの!?」
墨
「え?それは…」
墨くんの頭上の上にはクエスチョンマークが
沢山浮かんでいるけど、それで良いんです!!
墨
「この森…よく見知った森に似てるんだよ。」
「よく見知った…森?」
墨
「そう、おそらく僕が間違ってなかったら
この先に紺色のリュックが低い木の枝に
引っかかってるね( ᯣ _ ᯣ )」
「え!?ほんと—?」
墨
「ほんと。」