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対 物 性 愛 .
第10章 ミイラ取りがミイラを取らなかった
「はぁはぁはぁ...墨くんていったいなんなの...」
木の上で嘔吐した私の脳裏には、
墨くの不思議な発言が次々と浮かんでいます。
(400年富慈山(仮名)の夜の山の管理人をしてるとか、
私とは種類が違うとか…
まるで墨くんが人間じゃないみたい。
でも…もしかしたら人間じゃないかもしれない、
だって普通は"あんなもの食べない")
「逃げなくちゃ…」
私は墨くんから逃げる事を決めました。
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