第10章 ミイラ取りがミイラを取らなかった
噛まれ引っ張られた耳は
どんどんと伸びていき…
男
「あう"ぅゔぅううう""""!!!!」
"パツンッ💥"
「きゃっ!!」
ついに男の耳は沙汰郎くんに食いちぎられ...
男
「ヒィィイイイイ——ッ!!いて"ぇ———!」
沙汰郎
「コリッコリッ…
ムシャムシャ…ンクッ…………ワンッ!」
そして沙汰郎くんはその耳をついに食べてしまいました。
そして耳を美味しそうに平らげた後は、
地面で転がりまわる男の手から木の枝を奪うと
それを墨くんの所へ持って行きました。
墨
「パチパチッ。じょ—ずぅ———💚
僕の自慢の愛犬はやっぱり凄いね!
それより沙汰郎、耳は美味しかったかい?」
沙汰郎
「ワンッ!ハァハァハァ…」
墨
「え?垢臭くていまいち??
あららっ、彼氏さーん?
聞いてるかいー?耳いまいちだったって💚」
(!!)
だけど彼氏からの返事はありませんでした。
「死んじゃったのかな!?」←焦る人