第10章 ミイラ取りがミイラを取らなかった
墨
「あっ…あれ欲しい💚」
「ん?」
"シュタッ"
なにか欲しいと言った墨くんは、
木から飛び降り玉乃さんの前に立ちました。
玉乃
「あんたー、木登り好きなんだねー。」
玉乃さんはそんな墨くんを動揺せず
普通に迎えます。
墨
「沙汰郎!悪いけどその若い男から
木の枝奪い取っておいてよ💚
奪い方は任せるからさ。」
墨くんは玉乃さんを見ながら、
沙汰郎くんに指示をだしました。
沙汰郎
「ワンッ!!」
"ハァハァハァ!!"
すると沙汰郎くんは、
暴力男に飛びつき耳に噛みつきました。
男
「い"だっ!!やめろっ!!やめ!!!!」
沙汰郎
「ヴヴッ…ヴヴゥッ!!!」
沙汰郎くんは容赦なく、
男の柔らかい耳に喰らい付いて離しません。