第10章 ミイラ取りがミイラを取らなかった
ボーダーコリー(ブラック)
「ワンッ!」
真っ黒い首輪をつけたボーダーコリーが
乱暴な男の前に現れました。
男
「あっ...柴犬じゃん...」
(え?あれ柴犬??違うよね!?
柴犬って確かに黒柴はいるけど…
ボーダーコリーとだいぶ違うよね!!?)
玉乃
「はぁー?あんたばかぁー??
あれはハスキーだよ?なーんも分かんないんだねぇ。
さっきも私が妊娠してるって言ってたけど、
朝、生理来たって言ったじゃんかー。
ほんとなんもわかんないんだねー。
つかナプキン…ナプキン探しにいかねー?
下半身血だらけでやる気なしぃー
つか黄金虫なんかどっかにいるっしょー。」
初老の男
「ハスキーも違うんじゃ…
ボーダーコリーでしょうね。」
「(´⊙ω⊙`)」
私は玉乃の発言に驚き、
その下半身を見ると………
「Σ(・□・;)」
裸の玉乃さんの下半身が、
生理の血液でびっしょり濡れていました。