第9章 秒
下の不穏より、
墨くんの行動に驚いていると
〈キャーー!!!
"グサッ!!"
初老の男
「華子!!!!」
(えっ…あっ!!!うそΣ(゚д゚;)!!)
墨くんの悪口を言ったカップルが、
初老の男性のパートナーの
1つだけ残った目に持っていた木の枝を
突き刺したのでした。
墨
「うっわ痛そっ💚」
「酷い…なんで木の枝なんか刺したの!?💦」
思わず目を背けたくなる光景に、
込み上げるものを感じた時…
初老の男性
「華子…すまないな…痛いよな………」
初老の男性は、
背負っている華子さんを床に座らせました。
華子
「い"だい"!!い"だい"!!い"だい"!!!」
目に突き刺さった棒を両手で掴みながら
華子さんはのたうちまわります。
初老の男性
「…両目無くなったら…
生きてるのもつれぇーよな…
ごめんな……ごめんな………」
すると男性は自身が持っていた枝を、
華子さんの首元に当てます。
(もしかして華子さんを殺す気なんじゃ…)
「墨くん!💦
あの人…華子さんの首を刺そうとしてる!!
助けなくちゃ!!!」
一刻も早く助けたくて、
墨くんに訴えます。