第8章 隣の芝は黒に見える
墨
「あーぁ。可哀想に💚」
「みんなどうしたのかな?
なんで一斉に……」
次は私と墨くんが...そう考えるだけで怖くて
私は身体を震わせます。
墨
「震えてる、可哀想に。
おいで抱きしめてあげる。」
そう言うと墨くんは、
私を抱きしめました。
墨
「だいじょーぶ。
ちゃんは苦しまないから。」
墨くんは笑顔でそう言いました。
「なんで?💦」
墨
「それはね、
僕が選んであげたからだよ。」
(僕が選んで…?)
〈だいすけぇーー!しっかりするんだよぉ!!!
死んじゃやだぁーー!!
糸さんの悲痛な叫びが聞こえてきます。
「す、墨くん!詳しく教えて!!
もしかしたら苦しんでる人を助けられるかも!!」
何か知ってそうな墨くん。
私は墨くんに事情を聞きます。