第8章 隣の芝は黒に見える
(もしかして糸さん、
川端さんのこと………)
墨
「クソババア。
僕以外のオスに頬染めたな。」
もちろん糸さんの変化を
墨くんが見逃すはずがありません。
糸
「だってぇ…」
墨
「だってじゃないでしょ。
他の男に頬染めるような女、
もう付き合えないし、突き合えない💚
どこえでも行ってしまいな。」
「(; ・`д・´)ハッ!?」
(指まで切断させておいて、
たったそれだけの理由で捨てるの!?
す、墨くん酷い……)
糸
「…坊や……」
墨
「ほらボッキが戻ってきたよ、
行ってやりな💚」
糸
「…坊や…いとが愛した35番目の坊や……
別れたって……愛してるんだからっ———!!」
「!!」
糸さんは、
そう叫ぶと応急処置の道具を持って
戻って来た川端さんの方に走って行きました。
(糸さんも…墨くんも…おかしいよ……)
「( ;´Д`)」
私はただただドン引きしながら
立ち尽くしていると…