第5章 トライアングルのち…【虎杖悠仁&伏黒恵・高専編】
『はぁっ…ぁっ…んっ…恵……恵っ…』
手を伸ばし、キスを強請る潤んだ瞳に負け、顔を近づけて口を塞ぐ。
そうだよな…
お前はハナからセックスがしたいわけじゃないし。
『んっ…んんっ…ふぅっ…ん……』
「雫…好きだ…」
『…………私も好きだよ…んっ…』
嘘つき。
そうだろ?だってお前が好きなのは…
俺の首に腕を回し、目を瞑って舌を絡める雫。
「………」
雫から離れ、細い太腿の裏側を掴んで激しく腰を振った。
『あぁっ…んっ…ぁっ…』
「悪ぃ…っ…イキそ……」
『イってっ……恵…』
「…くっ……」
ギリギリで引き抜き、雫の臍の下に欲を吐き散らした。
『はぁっ……はぁっ……』
クタッとする雫の腹をティッシュで拭き取り、抱きしめる。
『ぁ……恵……』
物欲しそうな瞳が俺を見つめる。
わかってる…キスだろ。
口を開き、唇を塞いで舌を入れる。
『んっ…んんっ…んむっ…はぁっ…』
お前が大好きなキス…
けど男はこんな事してるとどうなるかなんて、もう何十回としてればわかるだろ…
あっという間に再び昂る下半身を雫の太腿にワザと擦り付ける。
『んっ……』
「雫のせいだからな…ちゃんと責任とってくれ。」
俺は雫を反転させると強引に脚を開かせ、後ろからズプりと蜜口に昂りを埋め込んで奥を抉るように突いた。
『あぁんっ…ぁっ…ゃっ……』
いつからこんな風に雫を抱くようになったのか…
始まりは雫が泣いていたあの日だ。
あの日…
泣き続ける雫に対して、頭がおかしくなるくらい嫉妬に狂った俺は弱みにつけ込み、そのまま雫を抱いたんだ。
そこからは、こうなるのなんてすぐだった。
雫は寂しさを埋めるように…
俺は愛しさをぶつけるように…
いや…"俺達"だ。正しくは…
俺と虎杖は、いつからか日替わりで雫を抱くようになっていた。