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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第2章 青く澄んだ空【五条悟・高専編】


いつかそのカテゴリーが別のモンになる時がくるといいな…
そんな風に思いながら雫の部屋を出る。


廊下に陽の光が差し込んでいる。

空がやけに明るい。

てか、青い。

快晴って久しぶりだな…

そんな事を思っていると、背中に何かがぶつかる。


「ってぇ……は?雫?」

俺の背中に頭をくっつける雫。

『……お腹空いた。どっか…食べに行こ……一緒に。』

驚きを隠すように答えた。

「そうだな俺は…甘いもんがある店がいい。抹茶とか、あんことか。お前はそんな食えねぇだろ。うどんとか…?」

コクコクと頷く雫。

「んじゃ、ちょっと遠出すっか。美味い和食屋があんだよ。」

『…っ…うん』

少しだけ笑った雫の頭をワシワシとなでる。



雫…お前をまた笑顔にするためならさ、俺はどんなことだってできるから。



雫に歩調を合わせながら、青い青い空の下を、ゆっくりと歩き始めた。







end.
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