第5章 トライアングルのち…【虎杖悠仁&伏黒恵・高専編】
ガクガクと震え、与えられる刺激で崩れそうになる雫の腕を強引に引っ張り、小さな尻に打ちつける。
『あんっ…はぁっ…ぃゃっ……』
打ちつける度にギュっとナカが締まり、フルフルと波のように揺れる尻がエロくてスピードを増す。
「雫…気持ちいい…俺もう…」
細い腰を掴み、パンパンと激しく打ちつける。
『悠仁…ぁっ…もう…ダメっ…』
「雫っ…」
俺は最奥に打ちつけると同時に膜の中に欲を吐き出した。
「はぁ…はぁ…」
ズルっと自身を引き抜くと、雫は意識を手放したのか目を瞑り、寝息をたてている。
赤らんでいた肌はだんだんと元の色に戻ってきていたが、俺が掴んだ腕や肩には赤い跡が残っていた。
「優しくできなくて…ごめんな。」
俺は雫の体を丁寧に拭き、唇にキスを落とすと布団をかけてやった。
「……雫、好きだ。」
side 雫
目を覚ますと、悠仁がまるで割れ物を扱うように優しく抱きしめてくれていて、すうすうと寝息をたてて眠っていた。
昨日の記憶は全てある。
感触も、音も、匂いも全部…
悠仁の逞しい胸板と、整った綺麗な寝顔を見つめながら考える。
『ごめんね、ヘマしちゃって…』
体があんな風になる物があるなんて知らなかった。まだまだ私は未熟だ…
あの蜂はあの形を取る事で、私を動けなくし、仲間に留めを刺させるつもりだったのだろう…
悠仁がもう1体を倒してくれていて、…助けてくれて本当によかった。
"…雫、好きだ。"
『………』
朧気な記憶だし、夢だという可能性も十分にあるけれど…悠仁が寝る前に言ってくれたこと。
『悠仁……本…当?』
私は、まだ起きそうにない悠仁の唇にそっと口づけた。
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side 家入
「…で?何で連絡しなかったの?」
珍しく座りもせず、帰ってきた早々ポケットに手を突っ込みながら立って話をする五条。相当キレている証拠だ。
「する必要がないと思った。こちらで十分対処できた。」
「へぇ…誰がどういう対処をしたわけ?」
「………」
「…生徒の中の誰かに相手させたの?」
「まぁ、そういう事だな。」