第5章 トライアングルのち…【虎杖悠仁&伏黒恵・高専編】
「五条先生、今京都に出張中だよね…?」
「関係ないさ…教え子のためならどんな手段を使ってでも帰ってくる。あいつはそういう奴だ。」
「…わかった。」
俺は呼吸の乱れた雫を抱き上げ、部屋を出た。
「雫、大丈夫だよ。今楽にしてやるからな。」
家入さんの言う通り、俺は…
雫が好きだ。
本当はきちんと順序を踏みたかったし、雫の意思ではないのにこんな事をしたくはない。
けど…
『はぁっ…悠…仁…早く……』
耳まで赤くして目を瞑る雫。
小刻みに震え、口は半開きで呼吸は整わず、重い風邪をひいているように熱い。
優しくする。大事に抱く。
雫は…俺が助ける。
急いで自分の部屋に入り、雫をベッドに寝かせると、覆い被さって口を塞いだ。
『んっ…んん…はぁっ…』
銀糸が俺達を繋ぎ、また絡む。
『んんっ…ぁっ、ぁっ………あぁんっ…あっ…』
ガクガクと震え、俺の後頭部を抱える雫。
キスだけでイく程敏感になってるのか…
雫は俺の下半身に触れ、制服の上から荒っぽく擦った。
『あっ…欲しい…悠仁の…はぁっ…早く…挿れてぇ…』
チャックを下ろし、下着の上から俺の形に添って撫でたり擦ったりを繰り返す。
「んっ…雫…」
『悠仁の…おっきぃ……』
「…っ……」
雫はズリズリとベッドの下に下りていき、俺のズボンを下げると下着越しに撫で、愛おしそうに舌を這わせた。
「雫……」
『あ…舐めたい…欲しい…』
「…舐めて。雫。」
『うん…』
俺の上に覆いかぶさると、サラサラの髪を自分で耳にかけ、俺の下着を脱がせて昂った自身を口に含んだ。
「んっ…はぁ……」
初めからジュプっと咥えて裏筋に舌をあて、吸い上げながら上下に扱く雫。
『んっ…ふぅ…』
ジュルジュルと吸い上げ、恍惚の表情をする雫の顔をよく見たくて、落ちてくる髪をよけるように触れる。
「はぁ…気持ちいいよ…雫」
『ん、良かった…悠仁…』
勘違いするなってのが無理。
大丈夫、今だけ。今だけだから…
「雫…出ちゃいそう。挿れてもいい?」
『はぁっ…んっ……挿れて…』