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呪術廻戦 短編集 R18

第4章 再会 / 夏油 傑





私には大好きな人が居た。

今も忘れられない人。

私が高専2年の時、1つ上の夏油先輩と付き合ってた事があった。

結局、上手くいかなくて別れちゃったけど、、、

それでも今までで1番好きになった人だった。







ぴろんっ


『ん〜?』


眠い目を擦りながら、携帯を見る。

そこには16時12分の表示と今も仲良くしている五条さんからの連絡だった。


"今日久しぶりに飲み行かねー?硝子も七海も来るって"


硝子さんも建人も来るなんて珍しい〜
でも、五条さんが強引に引っ張って来るのが目に浮かぶ、、、。


"行きます!"

"んじゃ、18時にこの店集合で"

"分かりました!"


久しぶりの飲み会にテンションが上がり気合いが入る。


『皆揃うのも久しぶりだし新しい化粧品使っちゃおうかな〜』


なんて呑気なことを言いながらもぞもぞと準備を始める。
気がつけば約束の時間はもうすぐそこだった。


『やばい、、、遅刻する、、!』


急いで出発し、ギリギリ約束の時間に間に合った。




ガラガラと店の扉を開け、五条さんを探すと白い綺麗な髪を見つけてその席に近づく。

五条さんの笑い声が響き皆来ている事に気づく。


『(あ、、もう七皆来てるんだ!)』

『遅れてごめんなさ、、、っ!』

「おー!花咲お疲れー!」

『お、、お疲れ、、様、、です、、。』


そこには私の大好きだった人。

夏油先輩が居た。


「久しぶりだね。」


久しぶりに見る夏油先輩は綺麗な顔立ちも伸びた髪を括っているのも更に色気を増していた。


『お久しぶりです、、。』


心臓の脈打つ早さが早くなるのが分かる。

きっと顔も赤くなっているのだろう。


「花咲にサプラーイズ!で傑呼んじゃった!」

『び、びっくりしましたよ〜、、』

「ごめんごめん!席傑の隣しか空いてないからそこ座っちゃって!」


そう五条さんが言うと、夏油先輩は優しく椅子を引いてくれた。


『あ、、ありがとうございます、、。』

「何飲む?」

『じゃあ、、とりあえずビールで、、』

「ふふっ、、もうビール飲める年齢なんだもんね。」

『そ、そりゃそうですよ!』


笑った声も顔も懐かしい。

そう思いながらキンキンに冷えたビールで乾杯して飲み会が始まった。





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