第3章 今夜不貞を働きます
視界が塞がれていても五感が敏感になっていれば、相手が次に何をするかなんてすぐに分かった。
彼の体がゆっくりと下に降りていく。
そのベットの軋む位置。
たまに肌に触れる彼の息。
自分が望む通りに彼の体が動いているのが分かると。
今まで感じた事の無い高揚感が体中を包んだ。
見えない彼の手が膝に触れて、ゆっくりと太ももの内側を滑りながら、その付け根に降りてくる。
「………………………。」
そこもまた上の下着と同様、隠れていなければならない場所が少しも隠れていない。
結婚して初めての妻のおねだりがこんな事だとは。
悟ははっと笑いないら、ゆっくりとしずくの秘部に顔を近付ける。
悟がしずくの為に選んだ、この卑猥な下着を着こなした奥さんに。
ご褒美位はあげようか。
「っ……っん……。」
まずは軽く舌を割れ目に沿って何度か上下させた。
心地よい気持ちよさに、しずくは適度な声が漏れている。