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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第12章 お互いのパートナーを決めましょう


泣いているであろうしずくを抱き締めて、悟は心配そうにしずくを見ていた。

目隠しをしていた為、正確な表情はわからなかった。

シーツに包まっていたしずくは、なおさらその悟の表情は見ていないだろう。




一生懸命にしずくに囁いている悟を見て。

七海は聞いていた印象と、全く違う事を思った。




まるで大切なモノを運ぶ様に見えた悟の姿に。

しずくは気付いているのだろうか。

しずくの気持ちを確認せざるを得なかった。




七海の言葉を聞いて、しずくは伏せていた目をゆっくり瞑った。




「……離婚したい……。」




再び目が開いて七海の顔を見上げたしずくの表情に。

迷いは見えなかった。




「……分かりました…。」




そう言った七海の顔が優しく笑っていたので、しずくは目を奪われた。

ぎゅっと握っていた拳に力が入った。



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