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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第2章 離婚して下さい






「…僕の奥さんが離婚したいって言ってきたんだよね。」

「……………。」




『意外と長く持ちましたね。』

『とうとう言われましたか。』




悟の言葉を聞いて、伊知地はこんな言葉しか思い付かなかった。

それでもどの言葉を伝えても、悟の機嫌は更に悪くなるだろう。




仕事の帰りに後部座席で何やらスマホに忙しい悟を見ながら、伊知地はそんな事を考えていた。




「まさかこの僕と離婚したいなんて言うとは思っていなかったよ。」

「………………。」




絶対離婚一択だろう。




伊知地は悟が結婚してからの10年を知っている。

悟が家庭を蔑ろにしていたのは、仕事が忙しいからではない。

興味が無かったからだ。

全く。自分の妻にすら。




その事を10年間側で見ていたのだから、しずくから離婚したいと言う言葉が出ても何も不思議で無かった。



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