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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第11章 この最低男


息をかけないで。

わざとらしい悟の仕草にイラッとするのに、いちいち反応する自分の体の方がしんどい。



「全然積極的じゃ無いし、つまらないんだよね。」

サッと顔を離して悟は言った。




「離婚するまでまだあるんだから、楽しませてよ。」




悟は片手でしずくの体を術式で引き寄せると、そのまま自分の部屋に向かう。

そしてベットにしずくを置くと、あの時の手錠を取り出した。

「っ悟!」



すぐに両手を拘束されて、ベットサイドに手錠を固定される。

ブァッと悟の匂いが部屋中からして、血が上った頭でこの状況を考える。

「さて…、今日はどうかな…。」




情欲の中に、目の前のおもちゃをどうしようかと粘る視線が入っている。

(この人はただ私を粘って楽しみたいだけだ。)

反応したら、悟の思いのツボなのに、虚しさと羞恥心で涙が出た。




「…しずく…泣き落としは飽きた。」

うんざりした様な顔で悟はため息を吐きながら言った。



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