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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第10章 これは愛ではありません


「……おかえりなさい…。」

「ただ今。」



離婚の話をしてから、悟は帰ってくると、しずくの部屋まで来る様になった。

今まではリビングに居なかったら、わざわざ部屋まで来て声を掛ける事は無い。




「…ご飯は?」

「…いる。」

そして仙台から帰って来てからは、更に悟はしずくとの時間を過ごそうとする。




サッと夕飯の用意をして、リビングにから出ようとすると、悟がしずくの手を取る。

「1人じゃ寂しいから、しずくも食べ終わるまで居てよ。」

決して今まで言わなかった言葉を掛けながら、悟は笑顔でしずくに言った。




まるで普通の夫婦の様に振る舞う。

妻を愛している旦那を演じながら、悟はしずくを試していた。

しずくが悟を好きになるかどうか。




悟に言われて目の前の椅子に座ると、しずくは特に表情の変化は無く悟を見ている。

「今日何処か行った?」

「……別に…。」

「……嘘付け…。」

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