• テキストサイズ

【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第9章 とても変な夫婦関係です


来た道を歩いているだけなのに、悟は庭園に目をやった。




「しずく、ライトアップされて綺麗だよ。」

悟の言葉で俯いていた顔を上げて、庭園を見た。

「少し散歩して戻ろうか。」




先に庭園に出る悟の後ろ姿を見ながら、しずくは後を付いて行った。

しばらく無言で歩いていると、後ろからしずくの声が聞こえた。




「悟…『夫婦ごっこ』は楽しい?」

「……そうでも無い。」




目の前に行きに見た大きな柳の木が、綺麗にライトアップされていた。

思わずその光景に悟は足を止めた。

「でも……しずくと散歩するのは悪くない…。」

悟の言葉にしずくの足も止まった。




夫婦でも、そうで無くても、こうして一緒に歩くのは、もうしずく以外考えられなくなっていた。

空気の様な存在。

その言葉通りに、当たり前のようにそばにあって、当たり前の様に必要なモノだ。




/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp