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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第7章 あなたの婚約者です


10年前に見た光景…。

違う所と言えば……人数が増えていないか?




(数打ちゃ当たるってもんでもないだろ。)

悟はギロッとしずくを見下ろした。





一方、しずくは不純にも、その光景に懐かしさを感じていた。

悟からすれば不愉快な記憶だろうが。

今でもハッキリ覚えている。




よく分からずに何故か集められた女の子達。

戸惑っている最中に悟が現れた。

その時の胸の高鳴りは、人生であの時一度だけだっただろう。




こうして不躾に入って来た悟にさえ、その目を奪われた。

今の彼女達の様に、悟にぽーっとなって見惚れていた。




その頃の自分を思い出す様に、しずくはぼうっとその光景を見ていた。

「…… しずく?」

悟がぼうっとしているしずくに声を掛けた。




「……始めましょうか…。」




しずくは咳払いをして、ガワ付いている会場の真ん中に居た。




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