第2章 #01―マリーゴールド―
へ?え?ええええ!これはマズイッ!
「え、ちょっとエレン?!何してるの?!」
エレンか木の棒で文句を言ってる人を殴ってしまった。
街人D「ホッ?!何すんだクソガキッ!」
瞬間、ミカサに首根っこを掴まれてダッシュで引き摺られる私とエレン。
エレン「おい!もういいだろッ!」
く、首しまる……っ!
―フッ!パコォン!
え、エレンがぶん投げられたッ!ミカサに!
私の首根っこはそっと離してくれた。
エレン「何すんだよ!薪が散ったじゃねぇか!」
ミカサ「エレン……調査兵団に入りたいって気持ちは……変わった……?」
エレン「……!!……手伝えよ……拾うの。」
ミカサ/カリン「手伝うほどないじゃない……」
――――――
エレン「ただいま。」
カルラ「おかえりなさい。遅かったのね、2人とも」
エレン「イヤ……まぁ……色々あって。
あれ?父さん今から出かけるの……?」
グリシャ「あぁ。2つ上の街に診療だ。」
ミカサ「……。エレンが、調査兵団に入りたいって」
エレン「ミ、ミカサ!言うなって!」
カルラ「エレン!!何を考えているの?!壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かっているの?!」
エレン「わ、わかってるよ…!」
グリシャ「……。エレン。どうして外に出たいんだ?」
エレン「外の世界がどうなっているのか、何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!!
それに……
ここで誰も続く人が居なかったら、今までに死んだ人達の命が無駄になる!」
グリシャ「そうか……。そろそろ船の時間だ、もう行くよ。」
カルラ「ちょっとあなた……!エレンを説得して!」
グリシャ「カルラ……。人間の探求心とは誰かに言われて抑えられるものでは無いよ…。
エレン……。帰ったらずっと秘密にしていた地下室を見せてやろう。」
―チャラン―
エレン「ほんとうに?!」
カルラ「エレン……。」
エレン「……なに?」
カルラ「ダメだからね、調査兵団なんて馬鹿なまね」
エレン「は?!バカだって?!オレには…家畜でも平気でいられる人間の方がよっぽどマヌケに見えるね!!!」
家を飛び出すエレン。
カルラ「エレン……。ミカサ、あの子はだいぶ危なっかしいから……困った時は2人で助け合うんだよ?」
こくっ
ミカサ「うん」