第2章 #01―マリーゴールド―
アルミン「それで、人類はいずれ外の世界へ行くべきだって言ったら殴られた。異端だって。」
川辺に4人で座ってお話をする。
エレン「クソッ!外に出たいってだけでなんで白い目で見られるんだ。」
ポチャンと川に石を投げる。
アルミン「そりゃ、壁の中に居るだけで100年ずっと平和だったからだ。
下手に外に出ようとして、ヤツらを壁の中に招くようなことが起きないように
王政府の方針として、外の世界に興味を持つこと事態をタブーにしたんだ。」
エレン「つまり……王様ビビりすぎっつーだけの話だ。」
アルミン「そうなんだよ……でも本当にそれだけの理由なんだろうか……?」
エレン「自分の命をかけるんだ、俺らの勝手だろ!」
ミカサ「絶対駄目……ダメ。」
「ミカサ……。」
エレン「そーいやお前、よくも親にばらしたな!」
カリン/アルミン「え?!」
ミカサ「協力した覚えは無い。」
「それで?どうだったの?」
エレン「……そりゃぁ喜ばれはしない……。」
アルミン「そりゃそうだよ。」
エレン「な、なんだよ!お前もオレにやめろって言うのか?!」
アルミン「だって、危険だし……気持ちはわかるけど。
確かにこの壁の中は未来永劫安全だと信じきってる人はどうかと思うよ。
100年壁がおわされなかったからと言って、」
――今日壊されない保証なんて、どこにもないのに―