第4章 引っ越し
明日の朝ご飯は…、
そのまま食べられるパンだけど
トースターも買わないと…、
食パンも焼けないし。
電子レンジでチンしても…
ふっくらはするけど。
やっぱり…こんがりとキツネ色に
色がついてサクッとなった
トーストが食べたいしなぁ…と。
そんな事を巴は考えていて。
もぞもぞと…自分が眠りやすい様に
港斗の胸板の上で頭の位置を調整して。
そのまま巴は…再び眠りについた。
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その翌日はテレビ台を買いに行く話に
なって居たので、一緒にテレビ台を
見に行って。それから
欲しかった、トースターも買って。
ランチを済ませて帰って来たのだが。
お昼からは購入したテレビ台を、
港斗君が組み立ててくれて。
完成したテレビ台にテレビを設置した。
『思ったんですけど…、巴さん』
床置きだったテレビが、
テレビ台の上にあるだけで部屋が
リビングらしくなったなと思いながら
巴がテレビを見ていると。
隣に座って居た港斗が、
声を掛けて来た。
「何?どうしたの?港斗君」
『ここで寛げるベッドにもなる
ソファがあっても…良いのかなって。
流石に…シングルだと…身体が…
ギシギシ…しちゃいますもんね…』
そう言って、一緒に…
インターネット通販サイトを見ていて。
マットレスがソファになるのが良いのか、
ソファがベッドになるのが良いのか…
お値段的にも…そんなに差は無いけど。
『僕は…脚付きの
マットレスが良いですけどね~』
そうこんなのですよと、
脚付きのマットレスの商品ページを
巴に見せて来る。
「でも…その…これは…ッ」
『ベッドベッドし過ぎてるって
言いたいんでしょ?巴さんは』
折り畳みのマットレスになる
2人用の座椅子とか、
それこそソファベッドに比べたら。
寝る…って事を重視した寝心地は、
脚付きマットレスが一番いいと思う…。
港斗君は背も高いから、
どうしても前者2つでは
彼が寝るのには、窮屈だろうし。
脚付きマットレスなら
大きなサイズあるし。
ベッド…よりは…この方が、
お値段もお手頃価格だし、
それに、組み立ても簡易的だ。