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12歳年下の彼に溺愛される話

第4章 引っ越し



明日の朝ご飯は…、

そのまま食べられるパンだけど

トースターも買わないと…、

食パンも焼けないし。

電子レンジでチンしても…

ふっくらはするけど。

やっぱり…こんがりとキツネ色に

色がついてサクッとなった

トーストが食べたいしなぁ…と。

そんな事を巴は考えていて。

もぞもぞと…自分が眠りやすい様に

港斗の胸板の上で頭の位置を調整して。

そのまま巴は…再び眠りについた。


ーーーー
ーーー
ーー


その翌日はテレビ台を買いに行く話に

なって居たので、一緒にテレビ台を

見に行って。それから

欲しかった、トースターも買って。

ランチを済ませて帰って来たのだが。

お昼からは購入したテレビ台を、

港斗君が組み立ててくれて。

完成したテレビ台にテレビを設置した。

『思ったんですけど…、巴さん』

床置きだったテレビが、
テレビ台の上にあるだけで部屋が
リビングらしくなったなと思いながら
巴がテレビを見ていると。

隣に座って居た港斗が、
声を掛けて来た。

「何?どうしたの?港斗君」

『ここで寛げるベッドにもなる
ソファがあっても…良いのかなって。
流石に…シングルだと…身体が…
ギシギシ…しちゃいますもんね…』

そう言って、一緒に…
インターネット通販サイトを見ていて。
マットレスがソファになるのが良いのか、
ソファがベッドになるのが良いのか…
お値段的にも…そんなに差は無いけど。

『僕は…脚付きの
マットレスが良いですけどね~』

そうこんなのですよと、
脚付きのマットレスの商品ページを
巴に見せて来る。

「でも…その…これは…ッ」

『ベッドベッドし過ぎてるって
言いたいんでしょ?巴さんは』

折り畳みのマットレスになる
2人用の座椅子とか、
それこそソファベッドに比べたら。

寝る…って事を重視した寝心地は、
脚付きマットレスが一番いいと思う…。

港斗君は背も高いから、
どうしても前者2つでは
彼が寝るのには、窮屈だろうし。

脚付きマットレスなら
大きなサイズあるし。
ベッド…よりは…この方が、
お値段もお手頃価格だし、
それに、組み立ても簡易的だ。

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