• テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第56章 神戸市立王子動物園



入口を入ってすぐはフラミンゴで
その周囲には鳥類が展示されている。
フラミンゴは…入口の左手側に居て
メインの通りを進んで
緩やかな坂道を登って行くと
右手にはクジャクとか
数種類の鳥がいるバードゲージがある。

その先を左に曲がれば、
キジや鶴やフクロウが居るエリアがある。
左の鳥のエリアではなくて
そのまま真っすぐに進んで
パンダ舎を目指した。

タンタンは2000年に神戸に来て、
5年間の飼育期間の延長を
2回経て新型コロナウイルスの
影響とタンタンの病状の悪化で
今年の12月までの期間延長で
王子動物園で飼育されいた…のだが。
心臓疾患が原因の衰弱死…で
2024年の3月31日に死亡した。

タンタンは…28歳で
人間だと100歳近くの高齢だったみたいで。
この王子動物園のシンボルとして、
24年間阪神淡路大震災で心に傷を負った
神戸の人達に癒やしを与えて来た存在だ。

週末の…土曜日だった事もあり
パンダ舎に設置されている献花台には
多くの人々がタンタンへの
追悼の意を示して居て。

巴と港斗も
その献花待ちをしている
人の列に並んで花を手向けた。

小さな子供の姿もあれば、
ご年配の方の姿もあって。
様々な年代世代の人達に
愛された存在だったのだと…
昔…ここを訪れた時の…
タンタンの姿を…
今は…何も展示されていない
パンダ舎の…方を
眺めながら思い出していた。

『どうします?巴さん…
あっち…コアラとか…
山羊とか居る方から行きますか?』

パンダ舎から左側のエリアから
先に回るかと港斗が
巴に声を掛けて来て。

リスやコアラが展示されている
エリアである
動物とこどもの国のエリアに向かった。
このエリアにはリスが放し飼いにされている
リスと小鳥の森や、王子動物園の
人気者であるコアラのいるコアラ舎。
モルモットやうさぎに触れられる場所や。
可愛らしい感じの動物が集まっている
エリアで。他にも人気者の
コツメカワウソやレッサーパンダも
このエリアで見る事が出来る。

ふれあい広場には…山羊や羊や
ホロホロチョウが放し飼いにされていて。
このエリアだけ見たら牧場みたいな
そんな雰囲気がするエリアだ。


/ 1757ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp