第55章 2024年4月5日
上も下も…彼に満たされてると
そう感じると…、自分の胸の奥も
彼への愛情で満たされて行くのを感じる。
満ち足りて満ち満ちる…感覚に
幸せ…だと…感じながら、
与えられる快感に溺れて喘ぐ。
「んはぁ…あぁあんッ
あっ、イクッ…また…イクッ…
あぁ、あ、あぁ、ああぁああ゛あぁんッ!」
『巴さん…、僕も……
イっても…いい…ですか…?』
自分の中の快感に…その顔を
切なそうに歪める彼の顔が
自分の…ぼやけた視界に映って…。
絶頂の余韻でその顔を見ながら
港斗君…って…カッコイイなって
改めて感じしまっていて。
こんなカッコ良くて…素敵な人が
自分の彼氏…なんだなって思うと
申し訳ない気持ちと…嬉しさとで
複雑な気持ちが…一瞬浮かんで来るが。
ズンッと…緩めていた抽送を
彼が再開させて来ると、
押し寄せて来る快感に
そんな考えも全部攫われて
流されて行ってしまう。
「んあぁ…ん、あんっ…
イって?港斗…くん…
んんんぅ、はぁ、あぁんッ」
『巴さん…出しますよ?』
担いでいた足を降ろされて
グイっと足を左右に割るように開かれて。
彼が唇を奪う様にしてまた重ねて来て
じゅぼっ…じゅぼっ…と…
ペニスでアソコをかき混ぜられる。
バチュンッ…バチュンっと…
腰を打ちつける度に
強烈な快感で目の前が真っ白になって
肌と肌がぶつかる独特の音が
ラブホテルの部屋の中に響いていた。
「んんんっ――ッ!!
んっ、ん、んんぅ―――ッ!!」
キスされながら腰を
バンバンと打ちつけられて
喘ぐに喘げないままで
またイってしまっていた。
ギュウギュウとアソコが彼のペニスを
射精を強請るようにして締め付けて
ギュウギュウと搾り取るように
ペニスを飲み込みながら締め上げる。
パチュン…パチュンッ…パンッ…パンッ…
部屋の中に響く、肌と肌が
ぶつかり合う音のリズムが変わって来て、
そのこっちがどうにかなって
しまうんじゃないかって
不安になるほどに…激しくなる…
そうなる時…のリズムで
身体を彼に揺さぶられて。
昇っては…イって
また…すぐに昇ってはイってを
その…短い…時間の中で繰り返す。