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12歳年下の彼に溺愛される話

第50章 劇場型アクアリウム átoa



この…アトアの…印象的な
グレーの外壁と言い
この見た目からは…水族館とは
誰も思わないよなぁって…。

私…ここの事を…勝手に
大阪にあるニフレルと同じ所が
プロデュースしてると思い込んでたんだけど。

なんか…ニフレルも…ちょっと
水族館水族館してない展示だから。
ここもそんな感じだしって。

アトアの…マネジメントをしてる会社は。
四国水族館とかのマネジメントもしていて。
前に…ちょっとニュースになってたけど、
入場料金は…お客さんが決めるって言う
そんな面白いキャンペーンをしていた。
スマートアクアリウム静岡も…
同じ株式会社アクアメントが
マネジメントをしている
次世代水族館なのだそうだ。

どこか…近未来的な…、
美術館の様な…外観。
でもアトアのテーマが…
アート×アクアリウムだから。
美術館ぽいのは…コンセプトに合ってるのか。

入口の…前に来たけど…、
…美術館…ぽい…感じのデザインだ。

オープンした頃に比べて
もう大分落ち着いてるから
チケットを大人1人
2600円でブースで購入して。

チケットブースの向かい側から
アトアの中に入った。

まず…出迎えてくれたのが…
天井から無数のちょっと
変わった形のライトが沢山出ていて
そのライトがめまぐるしく位に
色が変わる空間。

水槽も幾つか設置されているのだが、
天井のライトが気になって
水槽のお魚そっちのけで
ライトばっかり見てしまって居た。

青くなったり七色になったり
赤くなったり忙しい。
大きな空間じゃないけど
壁が鏡になってるから
この不思議な形のライトがどこまでも
続いている様な錯覚を起こしてしまう。

天井の不思議な形のライトが
ブルーになった時に。

「あ、これ…イワシの群れみたい…」

『確かに…そう言われてみると
魚みたいな形ですよね?雫型の』

一番最初に出迎えてくれたのは
とてもワイドな…ネオンテトラの水槽で。
普通のネオンテトラじゃなくて
カージナルテトラの水槽だ。

「カージナルテトラ」

『普通のと違うんですか?』

「近縁種だと思われてたらしいけど
別のお魚らしいよ?」

『エビとかも居ますね…』


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