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12歳年下の彼に溺愛される話

第34章 神戸北野ホテル



バレンタイン特典の
えっちなリクエストは
できますか?と……
そんな期待に満ちた目で言われて。

すいません…当ホテルは
その様なサービスは致しておりませんとは。

私は…ホテルじゃないけど、
このお願いって視線から
声がしそうな目で見られて。

ダメって…言えない…。

ダメだなんて…言えないじゃん…。

『その…今日は…そう言うのも
ちょっとは…ありなのかなって』

「その…港斗君の考えてる
えっちなリクエストの
内容にも…寄るけど…ッ」

『あの…前に……クリスマスの時に
巴さんがくれた…ファーの手錠と
目隠し…使いたい…なって…』

彼と目隠しして
手錠をしてえっちするのは
前にクリスマスの時にしたから。
あれも…それっきり出番ないし、
こんな時ぐらい…出番があっても
折角買った物だし、彼の
リクエストでプレゼントした物だから。

出番が1度だけ…よりは
自分の…役目を果たせて
あのファーの手錠とアイマスクも
本望に違いないと…思うけど…。

「うん…良いよ?
だって今日は…バレンタインだし
港斗君がしたい事…、
リクエストして?それ以外にも
何か…リクエストってある?」

『良いんですか?やったぁ~。
巴さん大好きですよ。
夜が…楽しみですね?巴さん』

えっと…、今から…
ナイトデザートビュッフェに
行く前にえっちするのに。
もう…この12歳年下の彼氏さんの
頭の中ではナイトデザートビュッフェを
食べた後の…えっちの方で
頭がいっぱいになってしまっていて。

『じゃあ、バレンタインデーは
僕が巴さんにリクエストを
色々して良い日なんだったら、
来月のホワイトデーの時は、
巴さんが…僕に…リクエストでも
命令でも何でもして良いですよ?』

「そ…それは…来月の
3月の話だから…考えておくね?」

アンティーク調のベッドの上に
身体を乗せられてしまって。
いつの間にやら下から
彼を見上げる構図になって居る。

『巴さん…』

ちゅ…ちゅ…ッと
こっちのこめかみやら頬に
彼がキスをして来て、
そのキスが唇にまで達すると。
ちゅぅ…ちゅ…と何度も短いキスをされる。

『巴さんと
…キスしてるだけで
こんなになっちゃってます…よ?』



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