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12歳年下の彼に溺愛される話

第33章 神戸北野へ行こう!



『剥製博物館みたいですね…』

大迫力のホッキョクグマや
アメリカバイソン、白オオカミなどの
色々な剥製が展示されている。
と言うよりも剥製しかない。

『このコレクションの数もですけど、
彼はこのお屋敷で、どんな生活
してたのか…気になりますね。
右見ても左見ても、上見ても
剥製しかない家ですよ?』

貴族でありながら、冒険家で
狩猟家でもあった、ベンアリソン。

真っ赤な壁紙から
にょきにょきと
動物の頭が生えてるみたいだ。

さっきの洋館長室とは、
また違う意味でインパクトには
ありあまる…洋館…だったんだけど。

ベンの家の見学を終えると
時間は15時半位になっていて
ホテルにはチェックインできるけど。

『最後にもう一つ…
映える写真が撮れそうな場所
寄ってからホテル行きましょうか?』

そう言ってベンの家から
英国館に向かって引き返して
道を挟んで向かい側の。

旧パナマ領事館である。
徒歩1分の立地にある。

神戸トリックアート・不思議な領事館

に辿り着いた、ここは
共通チケットでは入館できないので、
入館料を支払って中に入った。

どこかで見た事ある感じの
トリックアートやら、
港町神戸らしい、
神戸牛の特大ステーキに
押し潰される写真が撮れるもの。

ポートタワーが倒れて来るのを
支えている写真が撮れたり。

映画の主人公になったみたいに
壁ドンを…して貰える
トリックアートもあって。

「これ…壁ドンが出来るって事?」

『なっ…、巴さんが
壁ドンされたいなら
僕が幾らでも…壁ドンでも
顎クイでも股ドンでもしますよ?』

床の上に…千円札みたいな
お札が落ちてるのがあって。
誰かの落とし物?と
思わず拾いそうになって
あ、これもトリックアートなんだと。

トリックアートならではの
不思議な写真を一杯撮って。

神戸トリックアート・不思議な領事館
を後にした。現在地から
車を置いている萌黄の館の
近くのコインパーキングへは
歩いて5分程度の距離だ。

12月に…あの結婚式の
会場になった旧レイン邸宅の
前を…ここだったねと
話をしながら通って。
車の所まで戻って来る。


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