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12歳年下の彼に溺愛される話

第32章 2024年2月8日から9日



ラベンダーの香りの
エプソムソルトでリラックスして。
バスルームを後にすると、
バスタオルで水分を拭き取って、
ショーツだけ履くと、
ベロア素材のナイトガウンを羽織って。
歯磨きをして、水分補給をすませて。
髪の毛を乾かして、肌を整えると。

彼が待っている、リビングへと向かった。

『ごめん…ね、港斗君。お待たせ…』

彼は…ブイネックのTシャツに
そのTシャツと同色の
ルームウエアのパンツを履いていて。
白衣みたいなのでしてくれる所もあるけど、
なんかそんな感じの手術着みたいなので
してくれるお店もあるなって思って。

こんな…彼みたいな、
イケメンのマッサージ師にえっちな
マッサージして貰えるお店があったら。
連日、予約で埋まってそうな気がする。

巴さん専用とは言ってたけど、
何か…得したみたいな気分…。

『当店へ、いらっしゃいませ。では…、
友坂様。こちらの施術台へどうぞ』

あくまでも…”設定”を彼が
守って、らしい…感じに
こちらに施術台(脚付きマットレス)に
うつ伏せになる様に…促した。

「はい、すいません、お願いします」

こっちもマッサージ師になり切ってる
彼に、合わせる様にして。
そう返事を返すと、指定された通りに
施術台の上の茶色い大判の
バスタオルの上にうつ伏せになった。

あれ、疑問なんだけど。
エステサロンの施術台とかも
大体…みんな茶色だよね?

彼が…ナイトガウンから出ている
手の部分から…指先から丁寧に
オイルを馴染ませながら、
ハンドマッサージをして来て。

ネイルとかのオプションで
して貰えるハンドマッサージみたいと。

『友坂様…、力加減…大丈夫ですか?』

「はい…、大丈夫…です…」

彼のマッサージは指先から
手の平…腕の方に上がって来て。

『今度は…足の方も…
マッサージさせて頂きますね~』

「はい…お願いします」

すぐにえっちなマッサージに
なるのかと…思ってたけど。
部活で先輩のマッサージを
してた…時の事を思い出してるのか。
普通にボディケアコースの、
施術を受けている様な…
そんな気分になってしまって居て。


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