第32章 2024年2月8日から9日
次にトイレに行く間にでも
当てて置けばいいやと
家にあったコットンにオイルを
1包染み込ませてあそこに当てて
上からナプキンの昼用で押さえて置いた。
これならえっちな気分にならずに
アソコのケアも出来そうだ。
朝ご飯を簡単にすませて、
そのまま会社に向かった。
10時過ぎにトイレに行った時に
当てていたコットンは
ナプキンに包んで捨てて置いた。
おトイレの個室が…何だか
ちょっとアロマのいい香りになって。
芳香剤とは違う、…天然のアロマの香りに。
思わず個室で深呼吸したくなりつつ。
男性の同僚に…シャンプーか何か
友坂さん変えた?と言われて。
アソコにアロマオイルのコットンを
当てているからですとは言えず…。
ボディクリーム…変えたんです~と
言葉を濁し濁しにしながら答えて置いた。
あんまり普段メイクとか変えても
言って来る人じゃないから、
いい香りと言われて褒めて貰って
悪い気はしなかったんだけど。
どうにも…恥ずかしく…なってしまった。
彼に会う頃には…この匂いも
薄れて消えてしまうだろうから…。
このオイルに含まれている
イランイランのオイルには、
催淫作用があるらしいから。
鼻が敏感な人は…反応するのかも…?
その…えっちな気分になる香りの所為か
じんわりと…中が…潤ってる様な
そんな感じが…するけど…。
溢れて来るほど…でもないし…。
そんな感じも午後には感じなくなって、
午後の仕事を済ませて、
今日は…白菜と豚肉の
ミルフィーユ鍋にでも…しようかなと。
スーパーに寄って買い物をして。
お夕飯の支度をして彼が来るのを待った。
彼には合いカギを渡してるから
チェーンを外して置けば
来たら鍵を開けて入って来てくれる。
ガチャガチャと…玄関の
鍵が開く音がして。
巴は玄関まで港斗を迎えに行った。
『すいません、
お邪魔しますね。巴さん』
「うん、もうちょっとで
お夕飯用意できるから。
先に着替えて待っててくれる?」
そう言って…彼に背中を向けて
キッチンに戻ろうとした時に
フワッと後ろから抱きしめられる。
『あれ??巴さん
香水か…何か…つけてます?』