第30章 2024年2月2日から2月3日
『場所は…神戸の三宮ですから。
行こうと思えば…ね。
どこにだって行けますから』
念のため……葵ちゃんに
明日のランチの後の予定を…、
確認してみた…ら…。
南京町に行ってから、
ある場所に行こうと思ってると
葵ちゃんからのLINEがあったので。
うちの港斗君が…
お邪魔にならない…辺りで
巴さんと
帰りますと言って居ますと…。
葵ちゃんにLINEをして欲しいと言うので、
自分がすればいいのに…と思いつつ。
巴は葵にそう返事を返した。
『でも…凄い人気なんですよね?
あの…ケーニヒスクローネの
レストランのランチって』
そう…ケーニヒスクローネ。
あの可愛いクマさんの…。
スティック状のパイで有名なお店。
そのケーニヒスクローネの
くまポチ邸……ホテルも…
お店の上にはあるんだけど…。
この…お昼のランチが人気で…
開店前には…行列が出来る。
それも確か…週末は
予約が出来なかったはずだから。
葵ちゃんの気合が入った
LINEは…この…行列に
自分が並んでおきますって
そう言う意味…なんだろうけど…。
『とりあえず…エビちゃん一人に
長々と待たせる訳にも行きませんし、
僕達も…早めに…、くまポチ邸に
到着する様にしましょうか?
巴さん』
葵ちゃんから…言い出したとはいえ
場所取り係みたいな事を、
葵ちゃんにさせられないので。
明日は…くまポチ邸の
オープンよりも早めに行って。
行列に一緒に葵ちゃんと並ぶ事にして。
その日は…
いつもは一緒に入るお風呂を
別々に入って、早めに寝る事にした。
こっちが…お風呂から上がって
ドライヤーをしてる時も、
彼はこっちの身体の一部に
自分の身体の一部が付くようにしていて。
彼は…その…24歳だし…、
普段は…1晩に…3回とかは…
えっちをしている訳で…その…。
「み、港斗君……ッ」
『はい?
どうかしましたか?巴さん。
髪の毛…乾かし終わりましたか?
だったら、…あっちで寝ますか?』
「その……スッキリして…
ゆっくり寝れる…お手伝いとかって…」
『何を言い出すのかと思ったら、
そんな心配してたんですか?
大丈夫ですよ、巴さん』