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12歳年下の彼に溺愛される話

第30章 2024年2月2日から2月3日



『そう言えば…謎ですけど
エビちゃんは…
なんで、小林君なんですかね?
別に…他にも独身の…
男性看護師も…医者も居るのに…』

小柄で…いつもニコニコしてる
葵ちゃんは…男性にモテそうな
そんなイメージがするんだけど。

『患者さんとかにも…エビちゃん
退院する時にとか、個人的な
連絡先…良く聞かれてますよ?』

「葵ちゃん…モテモテ?」

『割と…モテモテですけどね。
巴さんが聞いたら
すっと、教えてくれるかも
知れませんよ?エビちゃんが
どうして、小林君が好きなのかって
その理由……。
僕には言わないでしょうけど
巴さんの事は
自分のお姉ちゃんみたいに
慕って懐いてますし……ん?もしかして…』

「もしかして…、迷子に
なってた時に…助けて貰った人を
葵ちゃんは好きになっちゃうとか…?」

そう…同じ事を考えていたのか
巴と港斗が
お互いの顔を見合わせて。

でも…あの…結婚式の時の事を
思い出してみると…、私の事を
女神様と言って呼んで来た位だし。

もしかすると…、
もしかするのかも…知れない。

森園美海の件は…、
その例の小林君の方は…
あの結婚式での森園美海の
公開処刑を見届けて。
本人の中でも…区切りがついたのだとは
前に…新年会をした時に話を聞いたけど。

それとなく…葵ちゃんに
LINEで色々聞いてみたのだけど。
2人きりで…出掛けるのは…
ちょっと…と言われたみたいで。
ふたりと一緒ならいいと…
小林君の方が…言ったみたいだった。

『要するに、僕と巴さんと
エビちゃんと、小林君との
ダブルデート……って事ですよね?』

「ダブルデート……なんて
した事…ないかも…私…」

港斗君がダブルデートについて
音声検索をしていて。

『ダブルデートのメリットは…、
お互いに…2ショットを撮り合える
2人では出来ないデートが出来る。
自分のパートナーの…
新しい一面を見る事が出来るとか…』

「ランチするって聞いたけど
その後…どうするか…とか
何にも…聞いてないよ?」

『ミント神戸…でも…
行って映画でも観ますか?
丁度…今日から鬼滅の刃やってますよ』

ランチの列取りなら
任せて下さいと…葵ちゃんは
気合十分だったけど…。



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