第29章 城崎から出石へ
城崎の温泉街にお店がある
おせんべい屋さんの海老のやの
可愛らしいサイズの
色んな味が楽しめる。
和紙のカラフルなお手軽価格の
お土産にぴったりのおせんべいが
マリンワールドの前の
お土産物屋さんにもあって。
職場に…但馬牛のおせんべいと。
カニ味のおせんべいと。
のどぐろと、エビ天のり塩味。
但馬牛のポテトチップスと
城崎の名菓のだんじり太鼓と。
妹からのリクエストの
香ばしい香りがする
焼きがにせんべいを購入して。
城崎マリンワールドを後にした。
来た道を引き返して、
城崎の温泉街を横目に見ながら
豊岡市を移動する。
マリンワールドから50分程で、
港斗君がお昼に出石そばを
食べようと言って居た出石に到着する。
いずし…と言うがここも
城崎温泉がある豊岡市だ。
出石と言えば…まっさきに
名前が浮かぶのが
ザルの上じゃなくて、
お皿の上に乗って出て来る
『出石そば』が有名だ。
1人前のお蕎麦が5枚の
お皿に乗せられて
提供されるのが出石そばの特徴で。
人口わずか12000人の街に、
40軒の出石そばの店が立ち並ぶ。
挽き立て、打ち立て、茹でたての
三たてが出石皿そばのこだわりだ。
出石は昔ながらの城下町。
出石の名物の出石そばは、
江戸時代中期の宝永三年(1706年)に、
信州の上田藩より国替えになって
当時の但馬国出石藩に
やってきた仙石政明が
一緒に信州から連れてきた
信州そばの職人の技術が。
もともとあった
そば打ちの技術に加えられ、
出石そばが誕生したと言われている。
幕末の頃から、屋台で出す時に
持ち運びが便利な
手塩皿に盛られるようになり、
後に出石焼きが盛んになったことから、
出石焼きの白い小皿で提供される
現在の出石そばのスタイルになった。
だいたい何処の出石そばのお店でも
基本は1人前が5皿だが追加は1皿から
好きなだけ追加注文が出来るし。
20皿1人で食べると、記念品が
貰えたりする。
通の食べ方は、
まず最初の一皿は
何もつけずにそのまま頂く。
そば本来の味と香りを楽しむ。