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12歳年下の彼に溺愛される話

第26章 城崎温泉そぞろ歩き



『すいません…、
巴さん…、
僕…今…完全に…
寝落ちしちゃってましたね…』

ズルッと…、自分の中から
入ったままになっていた
彼が抜けて。あった物が…居なく
無くなってしまう…この時の感覚は
何とも言えず…何回セックスしても
毎回何とも言えない…、
寂しい微妙な気分になってしまう。

彼が使い終わったコンドームの
口を縛って、
それを捨てようとしていて。
このタイプのコンドームは
色が透明だから、中の内容物が
丸見えで……
もう…透明になってるから。
液状化…してる…状態…で…。

『どうしましたか?巴さん』

ここはラブホテルじゃないから、
ベッドの所にティッシュも
ゴミ箱も置いてないんだから。
彼が全裸のままで
リビングの方に移動して。
ゴミ箱と、ティッシュを持って
ベッドの方に戻って来て。

ゴミ箱をベッドの横に、
ティッシュをベッドの上の
ヘッドボードの上にトンと
それぞれを使いやすい場所に設置した。

『あ、こうすると
凄い豪華な和テイストの
ラブホテルみたいじゃないですか?』

一瞬…彼がその2つのアイテムを
あっちからこっちに持って来て
セットしただけで…温泉旅館から
ラブホテルぽくなったなって
思って見てたから…。

『っと、ちょっとゆっくり
し過ぎちゃってましたね。
…そろそろ…夕食の時間ですし、
身体だけ…さっと、流して、
カニ食べに、お食事処に行きますか』

部屋のど真ん中に位置する
インパクト抜群のあのお風呂は
和室の所と、ベッドルームの所で
それぞれに扉を閉めて
独立したバスルームにもする事が
出来ると言うのは…彼が
その引き戸を閉めてくれたから
初めて分かったんだけども。

「これって、どっちが正解なのかな?」

シャワーが飛ぶのが怖くて
ついつい、石の所じゃなくて
五右衛門風呂の中で身体を
シャワーで軽く流して。

『ああ、明けて全開でも
閉めてこっそりでも…
良いとは思いますけど…。
でも折角ですし…開放的に
開けて入りたいですよね?』

貸して貰った藤色の色浴衣を
兵児帯を締めて着ると。
彼も借りた浴衣に着替え終わっていて。

部屋の中や…お食事処に向かう道中で
記念撮影をしながら。移動した。


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