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12歳年下の彼に溺愛される話

第20章 2人の年越し



シャンパンを飲んでいたはずなのに…
キスの方に…夢中になっていると。

ゴ―――ンっと…近くにあるお寺から
除夜の鐘をついて居る音が聞こえて。

この音が聞こえ始めたら、いよいよ
年越しの時間が近いんだなって
そんな感じがして来る。

『除夜の鐘…聞こえますね…』

「うん…、これが聞こえてくると
もうすぐ…新年が来るんだなって
そんな感じ…がする…、んんっ…」

パジャマの上から彼の手が
巴のおっぱいを弄って来て。

『巴さん…ノーブラなんですね…』

「んっ、あんっ…、
だ、だって、夜にって言ってたから」

『巴さんが用意してくれた
あのゴムも使わないとですもんね、
すぐに使い切っちゃいそうですけど。
明日は…慌てませんし…
巴さんのご実家は
歩いて行ける距離ですから…』

そう言いながら…こっちの身体を
彼がベッドの上に倒して来て。

キスをしながら、パジャマの上から
胸の先の突起を探る様にして
カリカリと爪で引っ掻いて来て。
刺激されている内に…、
先端の突起がここが正解だよって
答えを彼に教えてしまっていた。

パジャマを少しだけ…、
先端の突起が押し上げていて。
そこが彼に知れてしまえば
当然にそこをカリカリと責められて。

「んふ…っ…、んんっ…は…ぁ…ッ…」

キスを巴の耳に移動させて
片手でカリカリしつつ
巴の着ているパジャマのボタンを
港斗の手が1つ…1つ…外して行く。

ボタンが外れると…前が開いて、
暖房は掛かって居るけど
ひんやりとした空気が素肌を撫でた。

『ベッドの中…入っちゃいましょうか?』

「うん…、ちょっと肌寒いかも…ッ」

『巴さん、中、どうぞ…』

掛け布団と毛布を捲って、
彼がその間に入る様に
こっちに促して来て。
巴がその間に潜り込むと。
港斗が自分のパジャマの上を
一番上と二番目だけボタンを外して
シャツでも脱ぐ様に脱いで捨ててしまって。

そのまま、毛布と…敷きパットの
間の所に入って来る。
上のパジャマをその中で剥ぎ取られると
ぎゅっと抱きしめられて。
お互いの上半身の肌のぬくもりを
感じ合う…感じになって、キスをする。
彼のキスが…首筋から鎖骨へ降りて。




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