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12歳年下の彼に溺愛される話

第19章 2人の年末



巴がその手に、
何かを持って戻って来て。
綺麗にラッピングされているが
丁度…コンドームの箱のサイズぐらいの
何かをこっちに差し出して来る。

ラッピングを…剥がすと、
その中は…コンドームで…。

『巴さんっ…これって…
……いいコンドームですよね?』

「あのね…その…、それは…ね」

事の経緯を…巴が説明して。
通っているエステサロンの人に
凄いから試してみてと
凄いオススメされたから。
一緒に…使ってみようかなって
思って買って来て…包んでくれたみたいで。

『じゃあ、折角ですし…』

早速と…その外包のビニールを
港斗が剥がそうとしたら
巴に止められてしまって。

「ちっ…違うのッ。港斗君」

『え?違うんですか?
使う為に買ってくれたんじゃ…』

貰ったから早速使おうとしたら、
今度は違うと止められてしまって。

「そっ…それを使うのは…、
今じゃ…無くてね…、その…」

ごにょごにょと…小さい声で
巴が港斗にある事を耳打ちして来て。

『え?あ…、…良いんですか?
いや、…その僕から、巴さんに
夜は年越しセックスしませんか?って
お願いしようかなって
思ってたんで…嬉しい…んですけど…』

今夜も…
彼のアパートに泊まるんだから
夜にえっちしてたら自然と…
そうなる感じになるかなって…
こっちも思って居たには思って居たんだけど。

『以心伝心ですかね?』

「う…うん…そうみたい…。
あ、ごめん…ね…、話ばっかりしてて」

『良いですよ…、巴さん…
もう完全に目も醒めちゃいましたし。
朝えっち…やり直ししませんか?』


……――と言う感じのやり取りがあって。

朝えっちを仕切り直ししてたら。

気が付いたら

いい時間になってた…んだけど。

お昼に…近所のお蕎麦屋さんに

年越しそばを一緒に食べに行こうねって。

そんな話は前々からしてたから。

「港斗君…昼はお蕎麦だけど、
夜は…どうするの?鰯以外…」

『鰯?何で鰯なんですか?』

「え?だって…今日は…大晦日だよ?
年越し鰯…食べるでしょ?」

年越し鰯…と港斗が
自分のスマートフォンで
音声検索をしていて。




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