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12歳年下の彼に溺愛される話

第17章 彼と私のクリスマス





「あの時って……」

『今年の8月の…話…です』

その彼と…
付き合うって事に対しても
私は…、彼の気持ちも
一時的な物だろうって…。
消極的な返答しかして無かったし。

いざ、付き合うってなってからも
雄介さんを…引きずりまくっていて。
煮え切らない…態度をずっと…
彼に対して取って居たし。

彼が同棲だとか、結婚だとか
そんな話をするのも…。
一次的な気の迷い…みたいにして
こっちも…本気に捉えてなくて。

彼が…そんな風に、あの頃から
12月の事…を考えてて
調べたりして
用意してくれてたんだなって。

『でも…』

「でも…?」

『今年のクリスマスは…
恋人同士のクリスマスでしたけど。
来年のクリスマスは…、
恋人同士のクリスマスじゃなくて
夫婦のクリスマスを
巴さんの旦那さんとして、
一緒に過ごしたいな~なんて
今から…考えちゃってますけどね?』

「みッ…港斗…君が…、
わ、私の…旦那さんって事は…。
私は…港斗君の…奥さんって…事…?」

『巴さんが…
言いたい言い分も
分かるんですよ…?
世間的に見たらどうかとか…、
中にはいい印象を…持たない人も
居るかも知れませんけど…。
エビちゃんだって
言ってたじゃないですか。
僕が…巴さんの事を
好きになる理由が分かったって』

後ろめたい気持ちとか
申し訳ない気持ち…は
割と…感じてしまう事があって。
埋まる事のないこの年齢差を
悔やんだ所で、私が若返りもしないし。
彼が数年分年を取ったりもしない。

『心無い事を…
言う人が居るかも知れないし、
自分が僕の奥さんをする事で
僕が悪い様な印象を
抱かれるかも知れないとか
巴さんは…、
僕の世間体とか考えて、
心配してくれてて
そう言うのを気にしてるんだろうなって』

全く持って…その通りで、
付き合うって…決めた後も
浮かれすぎない様にと言うか
自分の彼への”好き”って感情に
流されない様にって思って
自分の感情にはブレーキを…
無意識に掛けてしまっていたから。

「それは…多分…、今だからとか
そんなんじゃなくて…。
もし…港斗君と…結婚して
港斗君の奥さんになっても…
思ったり考えちゃたり…すると思うの」



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