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12歳年下の彼に溺愛される話

第16章 12月17日から…12月22日





『あの…巴さん…、
その…今日は水曜日だし…。
その、明日仕事なのはね、
僕も…分かってるんですけど…
…に、…2回…したいなぁ…なんて』

「……にっ、2回…ッ…」

これは…私と、私の彼である
港斗君との…暗黙の了解と言うか…。
1回だけならって…、
水曜日に泊まりに来た時に
最初にえっちした時に私が言ったから。

彼の中で、
水曜日=1回だけ…と言う
方程式が出来上がってしまってて。
だから、私に…その…2回でも
良いですかって…許可を…
彼は取ろうとしてるんだろうけど…。

16日の日は…しちゃったけど…。
生理中…だった訳で…。
森園さんの事とか、雄介さんの事が
あったりしたから…その…、
自分の感情が…抑えられなくなっちゃって。
こっちからも…求めちゃってたんだけど。

早く…生理…終わらないかなって
思ってた…のは…思ってたから。

「うん…いい…よ?」

『え?巴さん、
い、いい…んですか?
明日仕事なのにとかって…、
断わられちゃうかと…思ってたから
そう言って貰えて、僕は嬉しいですけど…。
でも…春になって、一緒に住む様になったら
毎日…でも、えっちできますもんね』

「え?ま、毎日……?」

『ええ、毎日』

「無理ッ…無理…だよ?
港斗…君と…毎日えっちしてたら
イキ過ぎて…私、きっと死んじゃう…」

『えっ?大丈夫ですよ…、
きっと毎日してたら、
巴さんもそうなるのに慣れますって。
ね?だから、大丈夫ですって』

そう言いながら彼は
嬉しそうにニコニコしていて。
私は…来年の春になったら、
げっそりとしながら…
毎日仕事に行く事に…
なるんじゃないかって。
そんな…未来を…想像したりしつつ。

『それ、洗って来ますね』

食べ終わったシュトレンが
乗っていたお皿とフォークを
自分の分と一緒に、
港斗君がシンクに持って行って
ついでだからと言って
私の分のフォークとお皿も洗ってくれた。

給湯機がお湯張りが出来たと
お知らせして来て。
洗い物を終わらせた彼と
一緒にお風呂に入った。

うちのバスルームの湯船は
2人ではかなり密着するので。
自然と距離が近付くから。
いつの間にかキスしてて。



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