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12歳年下の彼に溺愛される話

第14章 決戦は土曜日に…




森園の周囲には…男性の
参加者が数人取り囲んでいる状態で。

お酒を森園さんに掛けられた私は
彼と…葵ちゃんとに付き添われて。
そのまま…会場を後にした。

『でも丁度良かったですね。生田サン。
今からあの会場は修羅場になりますから』

『大丈夫ですか?巴さん』

「うん、ちょっと冷たいけど…
すぐに拭いたし…透明だから…」

ジュースやカクテルを掛けられるより
目とかに入らなかったから
お酒で良かったなって…。

そのまま数人に付き添われて来たのは
新婦がお色直しをしたりする
控室…の様で。

幸い千冬が施してくれた
化粧は崩れて無かったが。
濡れた髪の毛を綺麗に拭いて貰って。
新婦のヘアメイクをしたと言う
新婦の友人の人がそこに詰めていたので。
私の…ヘアセットをやり直してくれて。

ここのスタッフの人が、
良かったらこれを服を乾かすので。
食事会の間着て貰って欲しいと
新郎新婦が言って居ると。
ある物を着る様に巴に伝えて来て。

「そっそんなの…私…着れません…」

『それを着て再度お二人で
ご一緒に入場して頂きたいと…』

『私も見たいですぅ!!
きっと似合いますよ~。
巴姉サンのウエディングドレス。
ね?ね?ほら、生田サンも
見たいって顔してますよ??ね?』

ヘアセットをしてくれた
新婦の友人がそのドレスは、
新婦である西崎真希の
いとこが作ったドレスで。

どうせ1回しか着ないドレスだから。
そのいとこの人も…着て貰った方が
そのドレスも浮かばれるだろうと言うので。
申し訳ないと思いながら
さっきの人前式の時に新婦が着ていた
あのドレスを…着せてもらったのだが。

港斗君が私の方を見つめていて。

『凄い…素敵ですよ、
巴さん…
ちょっと…フライングですけど。
ウエディングドレスの…巴さんが
こんな所で…見られるなんて…』

って…ちょっとフライングって
言ってなかった?港斗君…。

スタッフの人に再入場を促されて。

これじゃあまるで私と港斗君の
結婚式…みたい…だなと思いつつ。

会場のドアを…スタッフの人が
観音開きにして開いてくれて。
新郎新婦の入場です!と…
本物の披露宴の様にアナウンスされる。


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